ゆとりさとるの日々

人として自然な生き方を目指す

人は環境に合わせようとしてしまう  

きんぎょ


「環境は大切」っていうのは何度かこのブログでも言っていることなんだけど、なんでそこまで環境が大切と言えるのかというと、人間の思考って今自分がいる環境に適応するような作りになってると思うからなんだよね。

だから、今もし会社にいることに何かしらの不安とか悩みとか迷いがあるとすれば、それは自分の能力とか経験とか適性がどうのっていうより、その会社にいるということそのものが原因になってる可能性があるっていうわけ。まぁあくまで可能性だけど。


自分を取り巻く環境に自分を合わせようとするのって人間の生存本能みたいなものだろうし、それは会社においてもそうなんだよね。会社っていう枠に自分っていう物体を押し込もうとするというか。でも会社で決められてる枠にピッタリ合う人間か、あるいはその枠よりずっと小さい形の人間ならいいんだろうけど、そうじゃない人間だって必ずいるんだよね。△型の筒に同じ大きさの○型の棒を突っ込もうとしてもそりゃ無茶だっていう話。

でも恐ろしいことに、その無茶を通そうとするのが人間の本能なわけよ。最初は「自分はなんてダメなんだ」とか「会社に合わせられない自分が間違ってる」とか思って、なんとか自分という人間を押しこみ押し込みしようとする。でもそれはまだマシなレベルかもしれない。
だって「自分はこういう人間だけど、会社には合わない」って自覚できてるわけだからね。だけどそれでも無理となると、人間って「そういう自分を忘れよう、考えないでおこう」とするんだよね。

心が抑圧されるって、そういうことなんじゃないだろうか。確かにそうやって自分の心を抑えつけて何も考えられないようにしておけば、どんなに辛い仕事や嫌な仕事でも「でもしょうがない」って言ってごまかせるんだろうけど、「それって本当に良いことなんだろうか…」とか、「そこまでして仕事ってやる価値があるんだろうか…」とか思ってしまう。

あと人間の心理ってほんとすごいわって思うのが、心を抑圧するって言ってもそんなあからさまに我慢したらストレスがたまるだけに決まってるわけで、じゃあどうするかというと「自分が今いる環境が全てなんだ」って考えることで心が反発しないようにするっていうわけ。

「これはマジでやべぇー!」って思ったのは、僕は今でこそ「会社にいることってホント生きる上でのごくごく限られた選択肢の一つだなぁ」って思えてるんだけど、会社にいた頃は選択肢の一つどころか、その会社で生きることが世界の全てみたいな錯覚に陥ってたっていうこと。辞めたら人生取り返しの付かないことになるって本気で思ってたし。

多分、そう考えないとやっていけなかったんだろうなぁ。なんかもうどんどん思考がマヒしていって、何が正しいのかとか自分ってどういう人間なんだろうとかってことを考えることが出来なくなってたんだと思う。そういうこと考え出したらとても会社になんていけないし。

このようにして社畜は出来ていくんだろうな、と思う。よく3年は働けっていうけど、僕の感覚としては3年も働いたら立派に自分の心を抑えつけられるようになってんじゃないかって気がする。だからある意味3年働いたら思考が出来なくなることで苦痛は無くなるのかもしれないけど、僕はそんな生き方はして欲しくないって思う。それは不自然な生き方だし、もっと自分の心を信じて欲しいし、自分が生きてる意味とかってことをもっと考えて欲しいなぁって思う。どうせ同じ「働く」なら、自分を責めるような環境より自分を応援できるような環境にいて欲しい。
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category: 人間

コメント

組織の法則およびニートやひきこもりの可能性

おはようございます。

以前、本で組織の法則を知りました。

それは、組織は99.9%トップで決まること、組織に属するのはトップより力がなく、かつトップを気に入った人たちだけであることです。人は自分より力のない人の下では仕事をしたがらない傾向があるようですから、組織とは、トップから順に力のない人たちの集団のようです。

ニートやひきこもりの人たちは、おそらく世の中の大半の経営者よりも力があるから、会社に入りたがらない、あるいは、入っても自分より力のない人のもとにはいられないから自然とやめてしまう、あるいは、やめさせられてしまうのでしょうか。

この場合の力とは、仕事の実務能力ではなく、徳性と捉えて下さい。

どうもありがとうございます。

URL | ゆっころ #-
2013/05/23 06:57 | edit

Re: 組織の法則およびニートやひきこもりの可能性

>>ゆっころさん

コメントありがとうございます。
なるほど…確かに言われてみるとその通りですよね。自分より徳性の低い人間の元で手足のように動かされるのはたまったものじゃないですね。徳性というのは大切なポイントだと僕も思います。僕が文中で「△型の筒に丸型の筒は入らない」って書いてるのも、実は徳性というかその人の器というか、そういうものを指しているつもりです。

URL | ゆとりさとる #-
2013/05/23 07:39 | edit

「とりあえず3年続けなさい」

>よく3年は働けっていうけど、僕の感覚としては3年も働いたら立派に自分の心を抑えつけられるようになってんじゃないかって気がする。

なるほど。。
とりあえず3年続けることが良しとされている理由って、きっと多くの人がなんとか三年続けたら慣れがでて来て、結果悩むことも少なくなって日々が大分楽になったからなのかもなーと思いました。
自分の心の訴えを抑え付けられる力を養うまで三年、違和感が違和感じゃなくなるまで三年。
この記事をみて、会社員二年目の今この時に、自分の心の訴えを抑えつけるのではなく受け入れることが出来て、本当に良かったなと思いました。

URL | こさなお #-
2013/05/23 12:29 | edit

Re: 「とりあえず3年続けなさい」

>>こさなおさん

そうですねー。その心の訴えを聞き入れるか抑えつけるかっていうのは、人生のターニングポイントですよね
。違和感そのものはみんな必ず持ってると思うんです。ただ、自分の心の声に従っていいものなのかどうかに迷ってしまうんだろうなぁって思います。
こさなおさんは会社を辞める決断をされたんですよね。応援してます!きっとなんとかなりますよ。

URL | ゆとりさとる #-
2013/05/23 14:09 | edit

コメント返しです

おはようございます。

お返事ありがとうございます。

コメントでは徳性と表現しましたが、人間性、温かい心、優しい心、といってもよいかもしれません。

仕事の技量でいうと、スポーツや芸能の分野を除くと、社会人経験数十年の人には、当たり前ですが、太刀打ちできません。

しかし、ゆとりさとるさんのブログの副題である人として自然な生き方を目指すという点では、ニートやひきこもりの人たちは澄んだ心、優れた人柄、直感力をお持ちなのだと思います。

以前ブログで紹介されていた神田昌典さんの「2022」では、大手銀行への入行ではなく、フリーターになるよう息子を叱る文章がありました。神田さんの真意はわかりませんが、現在の会社のあり方はもはや限界なのでしょうね。

正規雇用での面接についてですが、以前から、自己紹介はともかく、志望動機を尋ねる意味はあるのかと疑問でした。人間として、ある程度の年齢(20歳前後、あるいは15,6歳)となれば、やはり自ら働いて食いぶちを稼ぐべきですから、それなりの収入は必要です。食べていくだけなら、フリーターでも良いのではと面接官から言われたとしても、稼ぎはやはり多い方がうれしいはずですし、賞与を辞退する人はいないはずです。

結局、就職の第一の目的は経済的自立であるはずですから、その当たり前のことは求職者は伏せて、技術を身につけるためだから、憧れの業界や会社だから、学校で学んできたことを活かしたいなどとうまくぼかしている、悪く解釈すると、嘘を吐いているのかなと感じます。面接官もかつては就職活動をしていたはずですから、そのあたりは百も承知にもかかわらず、お互いに化かし合いでもしているかのように思います。

パート・アルバイトの面接なら、求職者(主に主婦、学生など)はお金のために仕事を求めていることを雇用者は分り切っていますから、志望動機の質問は実に簡単に済ませてしまいます。聞かれないこともありますし、聞かれても形式的です。もっとも、そのお陰で、志望動機をあれこれ考えずに済みますから、ありがたい話です。(^-^)

おまけですが、松下幸之助さんは面接で求職者に「あなたは運が良いですか」と聞かれたそうです。そして、「はい」と答えた人だけを採用されたそうです。その理由は、自分は運が良いと言える人は、必ず感謝の気持ちがあるからだそうです。松下さんの成功の理由はこの採用方式によるものだと思います。

長くなり恐縮です。ありがとうございます。

URL | ゆっころ #-
2013/05/26 08:54 | edit

Re: コメント返しです

>>ゆっころさん

「正規雇用での面接についてですが、以前から、自己紹介はともかく、志望動機を尋ねる意味はあるのかと疑問でした。」
就職活動が茶番って言われる理由の部分ですね。業界で経験のある人間の転職ならまだしも、何も経験していない学生にこの問いを投げかけても芯のある答えなんて返ってこないのは当然かもしれません。ただ、面接官としてはこういう質問をしないとどの学生も差がつかないというのもあるでしょう。中には本当に光り輝く志望動機を持っている学生もいるでしょうから、そういう学生のための質問なのかもしれませんね。

「あなたは運が良いですか」
これは面白いですね!無い人よりは有る人のほうがいいでしょうし、確かに自力ではなくて何かしらの偶然でこれまで苦労をせずにすんだのなら、それは感謝の気持ちを持てる人ということになるのかもしれません。松下幸之助さんの着眼点はやはり鋭いんですね。

URL | ゆとりさとる #-
2013/05/26 09:12 | edit

コメント返しです

早々にお返事ありがとうございます。

>中には本当に光り輝く志望動機を持っている学生もいるでしょうから、そういう学生のための質問なのかもしれませんね。

そうした学生が無事に採用されることを祈ります。

>これは面白いですね!無い人よりは有る人のほうがいいでしょうし、確かに自力ではなくて何かしらの偶然でこれまで苦労をせずにすんだのなら、それは感謝の気持ちを持てる人ということになるのかもしれません。松下幸之助さんの着眼点はやはり鋭いんですね。

書き忘れましたが、この場合の感謝とは、周りに対するものだそうです。つまり、今の自分があるのは、決して自分だけの力ではない、周りに助けられてようやく今の自分がある、という意味だそうです。逆に言うと、「自分は運が悪い」と言う人は、心の奥底で、「今の自分があるのはすべて自分だけの努力の成果だ」と思っているのかもしれません。

URL | ゆっころ #-
2013/05/26 11:11 | edit

追伸です

追伸です。

松下さんは高額納税者に度々その名を載せておられました。松下さんご自身も強運の方ですが、求職者の運の良し悪しを問う面接のお陰だとも思います。日本のほとんどの会社は納税番付とは無縁なわけですから、もし、日本のすべての会社が松下式の採用を行なったら、どうなるのでしょうか?ワクワクしてきます。

URL | ゆっころ #-
2013/05/26 11:28 | edit

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