ゆとりさとるの日々

人として自然な生き方を目指す

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僕は殺されるのが嫌だ。  

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3月の末に大学のOB戦があったので参加してきた。年の近い先輩方はもうほとんど働いている。
久しぶりに会う人が多かったのでいろんな話をするんだけど、やっぱり僕の興味は「会社はどうなのか」とか、「今の生き方に満足してるか」みたいなことに向かってしまうので、ついついそういうことを聞いてしまう。

けど、みんな口を揃えて「つまらない」とか「しんどい」って言う。理系で大学院まで出て、僕のような営業畑とは全く違う分野でも、やっぱりみんなそういうことを言う。でも誰ひとりとしてそれがおかしいとは思ってないのか、まぁしょうがないよな的な雰囲気になる。

なんなんだろうな…。
そんな中で、ある1人の先輩と話をしたことが心に残った。



その人は文系で金融関連の会社に勤めているのだけれど、仕事の話を聞くとやっぱり面白くないって言う。「なんで面白くないのに勤めていられるんですか?」って聞くと、「とりあえず会社にいれば給料がもらえるし、働いている時間以外の時間で楽しむようにしてる」って返ってくる。
今、会社に勤めている人の99%が同じような答えを返してくるんじゃないかって思うけど、なんて力の無い、夢のない言葉なんだろう…。

こういう人達を見ていると、僕はたまらなく悲しくなってくる。だってせっかくたくさん勉強もして、これからの日本を支えていくだけの能力も持った人たちが、こんな風に社会だとか現実に潰されていってる。誰もおかしいって思わないんだろうか?

最初に新人として会社に入る時って、誰しも何かしらの希望というか、今までの人生に無かった何かこう新しい出会いを期待しているものだと思うし、例えばメーカーに入るなら「こんなモノを作りたい!」とか、営業なら「こんな人間関係を作り上げたい!」とか、多少なりとも夢や期待があるものなんじゃないかって思うんだけど、でもみんなそんな最初の気持ちなんて嘘だったかのように今では会社人生に適応していってる。

でもそれはある意味当然なのかもしれない。だって会社に入って得られるものって、組織人としての生き方だけだから。業種も職種も、規模の大小も関係ない。会社に入る以上、会社という枠組みを超えることは決してできない。だって会社なんだから。その小さなムラ社会におけるいろんなルールや暗黙の了解と、利害で構築された人間関係の中で生きていくのが、組織人ってものだと思う。最終的には、利益になるかならないか、結果が出ているかどうか。そこで全てが判断される「箱」なんだと思う。

就活生は会社を選ぶにあたって「営業」なのか「事務」なのか「研究」なのか「開発」なのか、何を作って、どういうサービスをしているのかを気にするけれど、僕に言わせればそれらは全て「組織人という仕事」って表現が正しい言い方のように思う。平社員だろうが社長だろうが、どんなに取り繕ってもこの枠は決して超えられない。

でも僕は会社を否定するつもりなんてさらさらない。むしろ会社って素晴らしい。組織の在り方には合理性を感じる。一つの「人間としての自然な生き方」をありありと表現してると思う。
でも、それはあくまでいろんな生き方の中のたった一つでしかなくて、問題はその一つしか選べないような環境にあるんじゃないだろうか。環境というか、教育かなぁ。僕らは生まれてからこれまでずっと、組織人としての生き方が当然であり人として立派であり、それが最も安全で普遍的っていう価値観にさらされてる。

組織人としての生き方が合わない人って、その生き方が合う人と同じくらいたくさんいると思うんだけれど、なんでこんなにも「選べない」んだろう。なんか弱くされてる感じがする。自分の人生に対してひどく臆病になってる。自分の人生を自分で掴み取る感覚があまりになさすぎる。

松下幸之助は妻と弟と友人とで始めたソケットの製造販売からその後の松下電器を作り上げたし、高島屋の創業者の飯田新七は、古着屋を開いたもののお金が無くて並べる商品がなくて、嫁が差し出してくれた自分の着物を売るところから始まった。佐川急便の創業者である佐川清だって、自転車2台を使って妻と2人で運送業を始めたところから大企業を作り上げた。

そういうエピソードって確かに歴史の偉人レベルの話だから、運もあれば才能もあって、とても僕らにとって実感はわかないかもしれないけど、でももっと草の根レベルで、有名では無いけど同じように一から自分の居場所を作り上げていった人たちってたくさんいたんだと思う。

今の僕ら世代の人間と話していて思うのは、この感覚が圧倒的にないっていうことだ。自分の居場所は自分で作るっていうのは人間としてすごく自然だと思うのだけれど、そんな当たり前の感覚が共有できない。
居場所っていうのは用意されてるもので、その中で良さそうなのを選ぶっていう考え方しかない。その方が楽じゃんっていうことかもしれないけど、その生き方は本当に楽なんだろうか…。だれかの言うことに従うのが当然で、首輪をつながれて自由に走り回れない状態でじっとしてるのが人として偉いみたいな価値観が本当に自分を救ってくれるんだろうか。

僕は別にさっき挙げたような歴史に残るレベルの偉人になりたい気持ちなんてさらさらないけど、自分の居場所は自分で作りたい。学生の頭は使うためにあって、社会人の頭は下げるためにあるとかいう自虐風な言葉があるけど、とんでもない話だ。いつの時代でも、どんな環境にあっても、自分が心地いいと思える場所を作るために頭は使うものだと思う。

こういうことを言うと、真面目だとか自分をしっかりもってるとか、なんか妙に持ち上げられたりするけれど、僕はそんな立派な人間じゃない。ただひたすら怖いだけだ。自分の人生をふと振り返って「一体何のために生きてきたんだろう…」ってなる瞬間が。それは生きる気力を根こそぎ奪ってしまうくらいの衝撃だから、僕は二度とそんな思いをしたくないだけだ。

ほんとはみんなそういう気持ちを少しは持ってるはずなんだよね。今はいろんなものに抑えられてしぼんでるかもしれないけど、でもその気持ちを実現するために人生はあるんじゃないかって思う。それは自立がどうとかって話にもつながると思う。
僕はこのブログを通して、そういうみんなの中に眠ってる感覚を呼び起こしたい。みんなが自分らしい生き方を引け目無く、胸を張って選べるような社会がいい。それは何でかというと、死んだような生き方をしてる人をみていると、自分の心がとても嫌な気持ちになるからだ。僕は嫌なのだ。このどうしようもない状況が。何かを望む気持ちが容赦なく殺される社会が。僕は人が殺されているのを見て「まぁしょうがないな」と割り切れるほど図太い神経を持ってない。それは損得や利害や世間体を超えた僕の本心から出たものだから、僕がそれに従って行動して後悔することはきっと無いって思う。

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category: 人間

コメント

よく見させてもらってます

少し前にこのブログを見つけ過去の記事から全て読ませていただきました。
今回の記事が自分が最近ずっと悩んでいることそのものだったので、コメント残したくなっちゃいました。

自分は会社勤めしてますが、最近辞めようかずっと考えています。
お金のため、とある程度割り切って嫌々ながらも続けてきました。
しかしふと「自分は何のために働いているんだろう」と疑問を感じ、それからはそのことばかり考えるようになってしまいました。

大抵の人は恐らく「家族のため」という結論に行き着くのでしょう。
しかし自分は正直結婚する気もなく、できる気もしてないため、嫌な思いをしてまで働く理由を見つけられないと感じています。
ただ辞めてからどうするか、何をして生きていくかという不安も大きく、踏ん切りがつかないというのが正直なところです。

こちらのブログを読んでいて、いろいろ考えたり勝手に励まされたりしています。
応援してるので、更新頑張ってください。

URL | wol #-
2013/04/04 01:05 | edit

Re: よく見させてもらってます

>>wolさん

コメントありがとうございます。僕も働いていた時は全く同じ気持ちでした。辞めるのも不安だし、かといって働き続けることにも疑問ばかりが浮かんできて、どうしたらいいのか全くわからない、という感じです。
最終的には自分の生き方は自分で見つけるしかないということになってしまうのですが、このブログはまさにwolさんのような人のために書いているブログなので、何か少しでもためになることがあれば、と思います。

これからも楽しみにしてもらえれば嬉しいです。

URL | ゆとりさとる #-
2013/04/04 01:44 | edit

以前の記事ですが、コメントさせていただきます。私は社会にでて10年以上たち、この不幸感や不自由感は何なんだと思い、いろいろなひとの文章を見ています。自分で居場所を作り上げるという感覚が現代人に不足しているというのを見て、あらたな考えを持つことができました。ありがとうございました。

URL | い #-
2015/07/29 22:19 | edit

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