ゆとりさとるの日々

人として自然な生き方を目指す

会社を辞められない一番の理由  

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昨日はメールを頂いて相談を受けていた人と会っていた。なんだかメールとか会ったりとか、今年に入っていろいろと動いてきた感じがあって嬉しい。多少なりとも反響があるっていうのは、やっぱり続けていくためのやる気になってくるし。

で、いろいろ話をしていてどうもその人は会社を辞めたいということではあるけど、でも流石に辞めるっていうのはどうなんだろう…という具合に悩んでいるということだった。とりあえず今の仕事には全然魅力を感じないし、正直これから20年、30年と続けていくなんて想像も出来ないし、辞められるなら辞めたい、っていう話。


こういう感覚を持ってる人はすごく多いと思う。というか、「今の会社・仕事楽しいです!入ってよかったッ!」って思う人なんて働いてる人の内の一体何%いるんだろう。それでもまぁそこそこ給料もあるし、我慢出来るレベルかなーってなればまだいいのかもしれないけど、今回の話をしてくれた人のように、「つまらんし、先も見えない」って状況だと、辞めてどうするかが決まってなくても辞めたくて仕方がなくなってくる。自分なりに意味が見いだせない行動って、人間には出来ないようになってるし。

「じゃあ辞めればいいのでは?」となるんだけど、そこで今回のタイトル、「会社を辞められない一番の理由」が出てくる。それはきっと「失敗したくない」っていう心の動きだと思う。

グチグチ言ってても最後の一歩を踏み出せないのって、結局のところ失敗が怖いからなんじゃないだろうか。でも、こんな風に言ってる僕だって、もちろん失敗は怖い。失敗なんてしたくない。そんなの誰だって当たり前だと思う。けれどそこから「会社を辞める」っていう一手を僕が打てたのは何故かというと、きっとみんなが思ってる「失敗」と僕が思ってる「失敗」が違うからなんだろうなと思う。

自分にとっての失敗って何なのか?
会社を辞めて失敗するのが怖い、1人で何かやって失敗するのが怖い、それはわかったとして、じゃあ具体的に失敗って何なのか?

きっと多くの人にとっては、金銭的に上手くいくかどうか、ということなんだと思う。お金を稼げたら成功で、お金を稼げなかったら失敗。でもじゃあそこからさらに一歩踏み込んで、なんでお金が稼げなかったら失敗なのかを考えてみて欲しい。

そりゃもちろん、生活が出来ないから、食べていけないから。っていうことになるんだろうけど、でもそれってほんとにそうなの?って言いたくなるくらい僕にとってはかなり疑問だ。だって親でも何でも頼れるものには頼ればいいと思うし、何にも頼れなくてもうどうしようもないんだったら生活保護だってあるし、なんだかんだこの日本で餓死するくらい貧困になるのって相当難しいと思う。

そんな風に考えていくと、結局のところ何が嫌かというと、自分のプライドなり世間体なりが傷つくのが怖いっていうことがわかってくると思う。「いい年して働いてないの?」とかって言われるのは確かにキツい。僕もつい最近になって仕事をやってる雰囲気を出してきたけれど、ちょっと前までは無職ニートだったわけだし、誰に言われるわけでもないけどやっぱり嫌な感じはある。それはきっと自分で自分を責めているというか、世間体というかプライドというかそういうものが自分を縛ってるからなんだと思う。

今の僕だって「えー今だに実家で世話になってるのー?」とか言われたら「グサーッ!」って心にくる気がする。なんだかんだ経済的に自立してる人はエライなーって思ってしまってるんだろうな。「経済的に自立してても不幸を感じてる人は一杯いるからそんなことは重要じゃない」って必死に理屈を自分に言い聞かせてはいるんだけど。

というわけで会社を辞められないのは「失敗したくないから」、そしてその失敗とは多くの人にとって何かというと、曲りなりにも1人の社会人として、人に馬鹿にされないくらいのポジションを築いてきたそれまでの自分を失うことで、自分で自分が認められなくなるっていうことなんだと思う。金銭とか食えるかどうかとかって、物理的な問題は案外関係ないんじゃないかな。

で、僕が会社を辞められたのは何故か、というさっきの話に戻るんだけど。
それは、僕にとっての「失敗」が「金銭」ではなかったからだ。なかったというか、もちろんお金のことも考えたけど、そんなことを超えるくらいの「失敗」を味わってしまったからなんだと思う。
僕は会社が居るのが本当に嫌だった。言葉にすると簡単だけど、もう本当に嫌だった。嫌だから嫌だとしか言いようがなく、嫌という言葉以上に適切な表現が見当たらないけれど、とにかく嫌だったのだ。この「イヤ」っていう気持ちが、安定した給料とかってものを軽々しく超えてしまったんだよね。

でも、そのおかげで僕は「お金が稼げない失敗」よりもっと怖い失敗を経験できた。「自分らしく生きられない失敗」、「やりたいことが出来ない失敗」は、お金とか安定ってものを超えるんだっていうこと。少なくとも今の僕はそういう感覚が強いなって自分で思う。

お金がないとか、今の生活が続けられないとか、今の僕にとってはむしろ刺激があって面白そうだなくらいの感覚だ。この状況でどうやって生き残るか?っていうサバイバルに臨むような感覚。なんでそんな風に思えるかというと、そういうサバイバルは「自分らしく行動することが出来る」からだ。お金がないなら工夫すればいい。その工夫の中に自分らしさがあって、そういう「何かに挑戦してる時間」は案外悪くない。そんな風に思えるから、今の僕にとっては金銭的な失敗は失敗じゃない。そのことで自分で自分を責めるようなことにはならないんだよね。
「会社を辞めたいけどどうしたらいいんだろう…」っていう悩みのウラには、「会社を辞めた自分をどうやって認めてあげればいいんだろう…」っていう悩みが隠れてるように思えてならない。

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category: 人間

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