ゆとりさとるの日々

人として自然な生き方を目指す

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自分の心を支えてくれるモノ  

輝く




僕の友人でまだ大学生やってる奴がいて、彼とは中学時代からの付き合いなのだけれど、今でもたまに飲みに行ったりしている。そいつと顔を合わせると決まって、これからどうしていこうかみたいな話になって、お互いのことをああだのこうだのと言い合ったりしてしまう。

まぁそんな話をしていても結局結論なんて出ないし、他人から見た自分なんて一面的すぎて参考にならないことが多いような気もするけど、共通してるのは僕もそいつも自分の居場所というか、生き生きできる瞬間を探し続けてるっていうことだ。彼はいわゆる飲み屋街を渡り歩くのが趣味な男で、繁華街の小汚い立ち飲み屋とかをいっつもほっつき歩いていて、客とか店主のその人間模様を観察するのがどうも面白いらしい。そこから彼なりの生き方を見出そうとしてるんだろうなぁ。


で、例によって僕は彼に連れられてどこぞの狭い飲み屋に行ったりするんだけど、この前ふと気になってその店の店主をぼーっと眺めていた。その店主はすごく働き者というか動作もキビキビとしていて、見ているだけで誇りを持ってその店で働いているというかなんというか、そんな感じがヒシヒシと伝わってきて、すごく心に響くものがあった。僕がいた銀行なんていう組織でそんな風に働いている人はいなかったから、まじまじと見入ってしまった。注文を受けるとサッと動く。そもそも表情がビシっとしていて、いかにも板前肌な感じの人で、きっと心からこの店で働くことを楽しんでるんだろうなぁっていう気がしてきた。

守るものがあるというか。
自分の居場所はそこにあって、その店と共に自分の人生はあるんだっていう、本気の表情。それを見て僕はすごく羨ましくなった。別に居酒屋を経営したいわけでも板前になりたいわけでもなくて、その心の在り方みたいなものが羨ましい。僕は会社を辞めることでマイナスの状態からとりあえず0にはなったけれど、プラスになんてまだまだなってない。それは自分の死に場所みたいなものが僕にはまだ無いからだろうなぁ。

生きることを考えていると、どうしても死ぬことを抜きには考えられない。生まれは自分で選べないけど、死に様は自分で選べるし、よく生きるということとよく死ぬということはおんなじような気もするからだ。だって病気が怖いとか仕事辞めたら生活が出来ないとか、それって要するに死ぬのが怖いっていう部分に直結してるわけで、死ぬのが怖くない人なんていないんだよね。

あーいや、死について語るのはまた今度の機会にするとして、日々を生き生きと過ごしていくのに、何が必要なのかっていうところ。その板前のおっちゃんはその店の、その仕事と共にある在り方にきっと満足していて、そこで懸命に戦ってるんだろうと思う。言わば立脚点というか、自分はどういう立場の人間として生きていくか、その土台となるようなモノ。

以前、空の巣症候群っていう単語をどっかで出したような気がする。成人した子どもを見送って、もう母親としてやるべきことが無くなった時に、じゃあこれから自分は何をしていけばいいのか?っていうことに悩んでしまう女性が結構多いっていう話。幸いにも僕の母親はそういう症状にはなっていなくて、まぁいろんな趣味を持っているということも理由として挙げられるんだろうけど、ふと気になって「これからどんな風に生きていくのか」みたいなことを聞いたことがある。

そしたら、「母親として生きていくんだろうね」って答えてきた。これには僕も驚きというか、さすが僕なんかよりも倍以上長生きしてるだけはあるというか、なるほどなぁと感心せずにはいられなかった。

確かに、僕の母親はもう子育てをする必要なんかない。けど、自分は「母親」であると。趣味で集まった場であろうと、自分が受け持ってる習字の教室という場であろうと、いずれ僕が実家がいなくなって親父とふたりきりになろうと、母親であるっていうスタンスを崩さずに生きていくっていうこと。それが言ってみれば立脚点というか居場所というか、自分にとって心地いいプライドみたいなものなんだと思う。

空の巣症候群になるかどうかの境目は、母親としての役目を終えたその時に、母親っていうスタンスが自分にしっくりくるか来ないかの差なのかもしれない。しっくりこない人は、母親としてではない何か別者として生きていく指針が必要なんだろうね。

今の日本にはそんな風に自分の立場だとか立脚点を持って自分を支えて生きてる人がたくさんいるのかもしれない。僕はそんな自分の「立場」のようなものは全くないけど、ああでもないこうでもないってやってるうちにいつかスッポリ収まってくれるものが見つかるのかなぁ…。
まぁなんの立場もない自由っていうポジションもそれはそれで身軽だし嫌だというわけじゃないけど。案外僕はこんな感じで生き続けていくのかもしれない。

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