ゆとりさとるの日々

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桜井章一「努力しない生き方」  


努力しない生き方



麻雀の裏プロの世界で20年間無敗だったっていう、雀鬼と呼ばれる桜井章一氏。この人の人生哲学を書いた本はたくさんあるので、興味がある人は本屋で立ち読みするといいと思います。
桜井氏いわく、自分はこれまで努力というものをしてきた覚えがなくて、麻雀にしても遊び感覚で工夫を重ねていったこうなったんだっていう経験から、「力を抜く」ことの大切さを説くという本。まぁ内容に関してはamazonのレビューなんかを見てもらった方がわかりやすいと思うので、ここでは省くことにする。

僕がこの本を読んでいて気になったのは、この人は人生で一度だけ会社での仕事をしたことがあるらしくて、しかも9年間無給で働いたんだっていうエピソード。無休じゃなくて無給ね。タダ。


話としては、

・報酬のために仕事をするという行為を否定することで純粋に仕事と向き合いたかった
・仕事を通して夢へ近づこうとか仕事の技術を学ぼうとかといった、何かを強く求める気持ちはなく、それが私の生き方だった
・結果的には給料をもらっている社員の数倍の働きをした

ということらしい。
ちなみにこのエピソードは、「何事も強く求めない方がいい。求めすぎると疲れるし、いい結果を生むことはない」という主張があって、仕事に対しても給料だとか夢だとか技術だとかといった他の要素を求めないことで結果的にいい仕事が出来たんだ、っていう話の流れね。

なんだかなぁ。僕も夢が大切って言ったり、やりたいことを強く求めてるところがあるんだけど、確かにそれをずっと考えてても答えなんて出ないし、何か見つかったと思っても、その目標を達成して夢を実現したところでそこに意味があるわけでもなく、なんだか虚しい気持ちになってしまうっていうのもわかるから、だったら何も求めないっていうスタンスでいたほうが心は安定するのかなぁ。

まぁその話は今後考えていくとして、僕が今回取り上げたいのはこの「無給の仕事」っていうところ。
これって要するにボランティアなわけだよね。ボランティアって名目としては誰かのために、地球のために、っていうフレーズがあるけど、結局のところあれは自分のためにやっているものだと僕は思う。だって誰かが喜んでくれて嬉しいのは、何より自分だもん。純粋なボランティアっていう行為は利害とかしがらみがないから、とても澄んでいて気持ちがいいものだ。

だから僕も無償で仕事が出来るんだったらそれが一番いいと思う。そしたら腹黒い計算をしながら取引相手と会話することもないし、そもそも嫌だったらやらなきゃいいし、上司の顔色を伺う必要もない。それを実現するには、もちろん給料がなくても生きていけるっていう前提が必要なわけだけど。

けど今の時代の仕事のしんどさって、まさにこの「給料もらってるんだから」っていう部分にあると思う。お金をもらってる以上歯を食いしばってでも乗り越えなきゃいけない場面が出てくるし、嫌でもやらなきゃいけないことがたくさん出てくる。桜井さんは給料を貰わないことで純粋に仕事というものと向き合いたかったって言ってるけど、それってどうなんだろうって僕は思う。

だって仕事ってそれ自体はそんなに大したことをしてるわけじゃない。お客さんと連絡取って、書類作って上司に報告して…っていう作業をただ淡々とこなすだけだ。そりゃ業種や職種によってやることは違うだろうけど、仕事それ自体がそんなにめちゃくちゃ困難なことってあんまりないように思う。
仕事のしんどさって、ここでミスしたら取り返しのつかないことになる!みたいな緊迫感だったり、利害から生まれる人と人とのいやーな一面とどう付き合っていくかみたいなところにあって、それは自分が給料をもらって初めて実感できるしんどさのような気がする。

言ってみれば同じ「ジャンプ」っていう動作をするにしても、普通に地面の上でやるのと、防波堤の上でやるのとでは全然違うっていう感じかなぁ。足場が狭くてもし落ちたら怪我してしまうっていう状況でもなお、いつもどおり平常心を保ってジャンプできるか。給料を貰わずに仕事をするっていうのは、広々としっかりした地面の上でジャンプできるようなもので、そりゃ普通に働いてる人よりパフォーマンスは上がるだろうなぁっていう感覚がする。

そういう意味では、ほんとの仕事のしんどさって、やっぱりボランティアでは感じられないよなぁって気がする。もちろん、利害が絡んでいようがしがらみがあろうがなんだろうが、それでも自分は自分で毅然として淡々と力を抜いて平常心で仕事が出来るっていうのが理想であることには間違いないんだろうけど。

あ、ちなみに揚げ足取りみたいな批判して本を紹介しているけれど、こんなエピソードはこの本で伝えたいことの1%にも満たないところで、残りの99%はとっても素晴らしいくて、今の日本人にすごく必要な考え方だと思うので、生き方に悩んでる人にはぜひ読んでほしい一冊です。
なんでこんな紹介の仕方になったんだろう。まぁいいか。

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category: 書籍

コメント

syrup16gの夢という曲があるんですが、夢を叶えてしまった後の虚しさを歌ってて考えさせられるものがあります。

努力という言葉は本当に重苦しい魔物だと思います。でも好きなことをしてると「しんどいけど楽しい」という感覚があって、それは客観視すると努力なんだろうけど、本人にとっては努力ではないと思うし、それが理想なのかなぁと思います。明日のメシの問題はさておき…

URL | o-mi #xRS1q4qQ
2013/02/12 13:55 | edit

Re: タイトルなし

>>o-miさん

>好きなことをしてると「しんどいけど楽しい」という感覚があって

そうですよね。そういう時ってまさに「工夫」をしてる時なんじゃないかなぁって思います。なんとなくやってる内に効率よく出来るようになったり、技術そのものが上がったり。力が抜けてる感じがします。
今はそういうのは全て「趣味」っていう括りに分けられてるんですけど、そっちのほうが楽しいし結果も出ると思うし、趣味と仕事の境がなくなったらいいのになぁってつくづく思います。

URL | ゆとりさとる #-
2013/02/12 16:49 | edit

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